日焼け止めの意味を知ろう!
日焼け止め効果のある化粧品には、必ず「SPF」や「PA」といった数値が記載されています。しかし、私たちはこの数値の意味を正しく把握した上で日焼け止めを使っているのでしょうか? そして、日焼け止めは何を防ぐことで日焼けを予防しているのでしょうか。
日焼けのメカニズム
日焼けは、皮膚に含まれるメラニン色素の働きによって起こるものです。メラニン色素には、紫外線を吸収する働きがあります。紫外線を受けた皮膚細胞は、メラニン色素を含む細胞に対して、「至急メラニン色素を出してくれ!」という伝達物質を送り込みます。この伝達物質を受けた細胞は、直ちにメラニン色素で周辺の皮膚細胞を着色していきます。
この働きによって、皮膚細胞にはメラニン色素の色合いが付けられ紫外線への抵抗力を身に付けるのです。
日焼けのし過ぎがもたらすものは
このように、日焼けは紫外線に対する細胞レベルでの反応によるものです。では、日焼けのし過ぎはどのような弊害をもたらすのでしょうか。
日焼けのしすぎによる火傷
海に行った帰りなど、皮膚が真っ赤になってお風呂に入れないほどに痛くなった経験はないでしょうか?これは、紫外線の浴びすぎで火傷と同じ状態になってしまったことによるものです。これをサンバーンといいます。サンバーンによる火傷は、跡が残らない程度のものですが痛みとともに水ぶくれや炎症を発生させるので注意が必要です。
日焼けによる老化
日焼けの元となる紫外線を浴び続けると、細胞の張りを保つための成分であるコラーゲンが分解されてしまいます。これによって、皮膚にしわがよって実年齢よりも老化してしまうのです。
日焼けが原因の皮膚がん
紫外線は、皮膚細胞内の遺伝子を破壊する力を持っています。人間の細胞の再生は4週間ごとに行われるのですが、この時に壊れた遺伝子を使って細胞が作られると正常な細胞ではなく、がん細胞に変異することがあります。これが、皮膚がんが発生するメカニズムです。
正しい日焼け止めの使い方
このように、日焼けのし過ぎは健康を損なう可能性があります。ですが、良い日焼け止めを選ぶ基準を知ることで、このような日焼けのしすぎを防ぐことが出来るのです。
日焼け止めの基準・SPFとは
日焼け止め化粧品に記載されている「SPF」という数値の意味をご存知でしょうか。
「よくわからないけど、SPFが高いから買おう」という人も少なくないのではないでしょうか。
このSPFは「Sun Protection Factor」(太陽光線を防護する要素)の略称で、「紫外線防護指数」という意味を持っています。SPFによって遮られるのは、UV-Bという強力な紫外線です。
SPFは、「紫外線で肌が赤くなるまでの時間をどのくらい引き延ばせるか」という効力を数値化したものです。SPF1ならば約10〜15分引き伸ばせる、ということになります。市販されている日焼け止めは、最高値がSPF50となっています。
日焼け止めの基準・PAとは
では「PA」という基準は何をあらわしているのでしょうか。PAは「Protection Grade of UV-A」(UV-Aを防ぐ度合い)の略で「UV-A防御指数」といわれています。SPFが「皮膚が赤くなるまでの時間をどの程度引き延ばせるか」を示しているのに対して、PAは「肌を黒くしにくくする度合い」を示しています。PAは、+(プラス)の数が多くなればなるほど効果が高くなります。
日焼け止めの正しい選び方
しかし、「日焼け止めはSPF・PAの高いものを選べば良い」というものではありません。
SPF・PAが高いものほど、肌に与える負担は大きくなります。本来は身体の防護機構として存在する、日焼けを阻害しているのですからリスクがあるのは当然ともいえます。なので、日差しの強い日はSPF・PAが高い日焼け止めを使い、普段はSPF・PAの低い化粧品を使用するというように使い分けしていくのがベストといえます。
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